さむ|今日もげんきになる投稿

大阪出身、大学進学を機に沖縄に移住。

成長するということ―――Gutsインターンシップ事前研修で学んだこと②

みなさんこんにちは!さむ実です

沖縄はあったかくなったり寒くなったりで難しい天気が続きますがいかがお過ごしでしょうか?

 

さて今回は、前回の続きということで、Guts事前研修で学んだこと第2段を書こうかなと思います!

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前回もお話ししましたが、Gutsインターンシップとは、沖縄県の事業の1つで、沖縄人財クラスタ研究会さんによる事前研修5日、そして実習6日(3日×2社)の2週間で行われるインターンシップです。

 

くわしくは、下記のリンクから見てみてください!

Guts's + おきなわ企業魅力発見事業

 

 

前回は、Gutsで学んだ考え方の部分をご紹介しましたが、より詳しく方法的な部分を見ていきたいかな、と思います。

特に前回「何事にも全力で」という話をしましたが、「何をどう全力で」という話にしていきます。

 

前回の記事はこちらから

sammi-36.hatenablog.com

 

 

最初に教えられたのは、「明るく」

明るく振舞うには

まずはじめの講義が始まって一番に教えられたのは、「明るく」ということでした。

より詳しく言えば、明るくする要素は2つあります。まず1つめは、「声を大きくすること」。そして2つめは「笑顔」です。

 

「声を大きくすること」については詳しく説明します。

話すとき、あいさつするとき、声を大きくしなさい、と教わりました。

なぜなら、それが生物学的に魅力的に見えるからだ、と講師を務めてくださった白井さんは言いました。

 

生物学的に魅力のある個体というのは、

  • 体の大きいもの
  • 力の強いもの
  • 声の大きいもの

と、決まっているそうです。

なので、声の大きい人を自然と魅力的に感じます。

 

 

学生が、社会人の前で課題などでプレゼンをする機会があることもありますが、白井さん曰く、「企業の方はあまり内容は求めていない」とのこと。いくら他と比べて経験の多い学生でも、学生は学生。社会人ほどの経験も知識もない、というのが前提条件となっています。

 

その時に求められるのは、どれだけ魅力的に話せるか、ということなのだそうです。

そして、カギになるのが明るさなのだそう。

確かに、笑顔で話している人の方が自信があるように見えるし、声の大きい人の方がエネルギッシュですよね。

 

考えてみてください。エネルギーのなさそうな人と、エネルギーのありそうな人、どちらに仕事を任せたいでしょうか。もちろん、仕事のできる・できないはあるかと思います。

でも、それがわからない入社してすぐのころや、10分プレゼンによるコンペなどだったらどうでしょうか。

きっとエネルギーのありそうな人を選ぶと思います。

 

しかも、仕事ができるようになるにはそれなりの経験が必要なので、やはり明るい人の方が、より多くのチャンスをつかめると考えられます。

 

また、大きな声を出すことで、表情が明るくなります。

これは、大きく口を開けるからなのですが、これにより、より笑顔に見え、さらに自信があるように見えます。

 

 

明るさは伝染する

インターンシップと聞いて、自分は学生だからと言って、学ぶことばかりに気をとられていませんか?

インターンに行く学生は何か1つでも企業に返せるように意識してみてください。

 

そして、もう1つ、明るさは伝染する、ということです。

よく、「笑顔は鏡写しだ」とか、「元気な挨拶から元気をもらった」とかいいますよね。

そう、笑顔や、明るく話すことは、相手を元気にすることができるのです。

 

このことから、明るく大きな声であいさつしたり、笑顔で相手の話を聞いたりすることによって、インターンシップ先の企業に「明るさ」を返すことができる、Giveできる、という視点があるのです。

 

 

聞き手側責任を果たす

話しやすい環境をつくる

日本人がプレゼンが下手だとか言われるのは、小学校以来の環境によるものだと白井さんはおっしゃいました。

皆さん思い出してみてください。

小学1年生のころは、先生の質問に対してみんな手を挙げていませんでしたか?それが6年生にもなるとみんな手を挙げなくなり、そんな環境がそのあと6年以上続きます。

なぜでしょうか?

それは、発表してもうなずかれない、反応されない、そして間違えたら笑われる…。そんな状況が続き、グループ発表では、じゃんけんで負けた人から発表するという始末に。

完全に発言することが「罰ゲーム」になってしまっている環境で過ごすため、みんな発言を避けるようになり、場数を踏むことができなくなるのです。

 

では、どうすればいいのでしょうか。それは、自ら話しやすい環境をつくるということです。

この、「発言者が話しやすい環境をつくる」責任、それが「聞き手側責任」なのです。

 

細かく言うと、聞き手側責任は

  • 笑顔で話を聞くこと
  • うなずくこと
  • 反応すること(「おおー」や、問いかけに対して答える、など)
  • 質問すること

です。より一般的な言葉を使えば、<傾聴力+質問力>というところでしょうか。

 

聞き手側責任は、相手のためだけじゃない

今から話すのは、私が実際、事前研修期間に経験したことで、「聞き手側責任は相手のためだけにやるものではない」ということが分かった事例です。

 

それは、4日目の参画企業による講義の時です。予定より10分ほどオーバーしてしまった企業の方がこう言いました。

「みんなが聞き手側責任を果たしてくれるから、気持ちよく話しすぎて時間オーバーしちゃった」

 

私は、この一言がすごく印象的でした。

発言者に気持ちよく話してもらうことで、当初の予定以上の話を聞くことができるんだ。

 

これが、聞き手側責任は相手のためでなく、自分のためになるのだという強烈な体験でした。

 

質問することが最大のスループット

スループットとは

皆さん、スループットはご存知でしょうか。インプットやアウトプットの仲間です。

自分も今回聞くまで知らなかった言葉なのでまとめておきます。

インプット:書物を読む。人に興味を持ち聴く。情報を高める意識をする。

スループット:自分の腹に落としこむ。人に質問をしてみる。情報を深める意識をする。

アウトプット:図や文章に書きこむ。人に説明をする。情報を広げる意識をする。

 

スループットは知識を深めるという行為です。

インプットした情報を、「なぜ?」とか、「どのように?」とか、具体化したり抽象化したりする作業のことです。

 

具体的には何をするのでしょう?

そこで一番に来るのが、「質問」です。

目の前の人に聞くのが一番早いし、誤解も防げるよね、ということです。

ただし、あたり前のことなどを質問するなどの失礼がなるべくないように、予習が必要です。

 

そして、例えばもし帰ってからわからないことが出てこれば、2番目のスループット、「調べる」の登場、というわけです。

前回、Gutsでは「予習復習しなさい」って言われるよって最初の方に書いたのはこのことです。

 

 

どこまで質問していい?

質問することに抵抗感を覚える人がいるかもしれません。

「どこまで質問していいんだろう?」「どこまで質問すればいいんだろう?」

そんな疑問が浮かぶ人もいるかもしれません。

 

Guts修了生の先輩は、「次の行動が明確に思い浮かぶまで質問する」と言っていました。

あるいは、「人に自分の言葉で説明できるようになるまで」と私は思います。

つまり、自信をもってアウトプットできるようになるまでしっかりスループットすることが必要なのです。

 

質問の本来の目的は、指示や話の内容の、不明瞭さや不理解を取り除き、不安をなくすために行います。

自分の中の「不」を意識的に減らすことで、それが自信につながり「不幸せ」から「幸せ」になれるのだと学びました。

つまり、話の中の「不」を取り除くことができるまで「質問」をしてもいいし、するべきなんじゃないかと思います。

 

 

時間管理を上手に

なぜ時間を管理するか

Guts生の中で「なんでGutsに参加したのか」と聞くと、割とよく返ってくる答えが、

「時間管理ができるようになりたいから」

でした。

 

でもそもそも、時間って管理する必要ってあるの?というお話から始めたいと思います。

 

時間管理が必要な理由は2つです。

  1. 時間は有限だから
  2. 時間は平等だから

 

まず1つめの、「1.時間は有限だから」について見てみましょう。

 

みんながよく「時間管理ができるように」という、その理由を尋ねると、たいてい、「提出物が期日に間に合わない」という答えが多かったと感じます。

たいてい、みんなが気にする時間というのは有限です。

中学・高校は3年間とか、課題の提出は来週とか、きっと死ぬのは80歳くらいかなとか、私たちは時間に対して有限なものだと感じています。

 

だから、管理したい。

来週までの期限に間に合わせるにはいつ何をすればいいか。高校を卒業するまでには何をいつしたいか。死ぬまでに何をして、今何をするべきか。

期限が決まっているからこそ、私たちはそこから逆算して、今何をするかを決めることができます。

余談ですが、逆に死ぬまでにしたいこととか、なりたいものとかは、自分の中で期限を決めると計画しやすいですよね。

 

そして2つめ、「2.時間は平等だから」。

 

確かに人はいつ死ぬかわかりません。だから、80まで生きる人もいれば、20までしか生きられない人もいる。あと50年生きる人もいれば、明日死ぬ人もいます。

でも、どんな人にとっても、1日は24時間だし、1時間は60分です。

 

白井さんは、社会人として、管理しなければならない3つのことを教えてくださいました。

それは、「健康・金銭・時間」です。

 

お気づきでしょうか?この中で、時間だけは、遺伝や生まれた環境に関わらず平等なのです。

遺伝的に健康でない人もいます。また、お金のない家庭に生まれた子は、少なくとも子供の内はお金に恵まれません。

でも、遺伝的にあなたは1日12時間ね、とか、あなたは裕福だから1日36時間ね、とかはならないのです。

 

限られたものではあるが、人類はみんな平等に持っているんだから、だったら上手に使える方が良いよね、という話です。

 

 

早めにやると「不」が減る

時間管理の一番の基本は、「早めにやる」ということです。

 

 

ここでまず、時間に対する大事な考え方を1つ共有しておきます。

 

それは、「自分の時間なら目いっぱい使う、みんなの(他人と共有している)時間なら早めに終わらす」ということです。

 

例えば、みんなの時間ならわかりやすいかと思いますが、上司に「この資料作っておいて」と言われたら、早く作った方がいいのはわかると思います。すぐ使うかもしれないし、早くほしい資料なのかもしれない、という可能性があるからです。

 

逆に、自分の時間というのは、例えばプレゼンなどで与えられた時間についてです「5分でプレゼンしてね」と言われたのに、3分しか使わないのはもったいないですよね。内容がないのかな?と思われてしまいます。

 

このように、今与えられている時間が、「自分の時間」なのか、「他人と共有している時間」なのかを意識する必要があります。

 

 

さて、話を戻しましょう。

時間管理の基本は「早くやること」と言いましたが、これは、ほかの人と共有しているときの時間の使い方です。

 

なぜ、他人との時間の使い方が時間管理の基本か、というと、多くの人が「時間を管理したい」と思っている原因が「他人と共有する時間」に間に合わせたいと考えているからです。

 

例えば、「課題を期日までに出したい」というのも、「先生との時間を守りたいから」です。

あるいは、「自分が本を読む時間をとりたい」という場合でも、「(学校やバイトなど)他人と共有する時間までに自分のためになる時間をつくりたい」ということなのです。

 

 

だから、課題がでたら、「早くやってしまうこと」です。

当たり前ですが、だからこそ重要なことなので、例えば帰ってすぐやる、課題を出されたらすぐにスケジュールを立てる、というところから始めましょう。

 

そして早めに取り掛かることは、先ほども出た、「不」をなくす、ということにもつながります。

不安は準備不足から起こるし、その不足も早めに行動しないから情報不足になったり、確認不足に陥ります。

また、時間があれば自分の中で整理することもできるので、不理解や不明瞭さもなくすことができます。

そうして小さな「不」を取り除くことで、「不幸せ」の「不」を取り除くことができ、「幸せ」に近づけるのです。

 

 

時間管理とは

そもそも、時間管理とは何なのでしょうか。

これについて、私は事前研修中に、2つの意見を聞きました。

それは、次の2つになります。

 

時間管理とは、

  • 「自分を知る」ということ
  • 「自分の1分と現実の1分を合わせる」ということ

 

まず、1つめの、「自分を知るということ」については、

 「自分がどれくらいの時間でその作業を終わらせられるのかを把握する

という意味です。

自分がその作業にかかる時間を計測することで、スケジューリングが容易にでき、また、作業の効率化も体感ではなく実測で行うことができます。

 

そして2つめの、「自分の1分と現実の1分を合わせる」ということについては、

「体感と実際の時計感覚を合わせておくことで計画倒れを防ぐ」

ということです。

そして、もし計画がうまく実行できなかったとしても、そのことに気づくのが早ければ早いほど、計画の立て直しも容易になります。そのため、体感と実際の時計感覚は合わせておく必要がある、ということなのだと思います。

 

 

「成長する」とは?

All Action

私の中で「成長する」というのは、「変化する」というのと同じだと考えています。

「変化は、進化」

私の高校の時の英語の先生が言っていた言葉が、まさしくその通りだな、と今になって思います。

 

そして、その変化を起こすためには、「やってみる」ことがとても重要になる、ということを学びました。

 

All Action

これは、「すべて、やってみる」ということです。

Guts修了生として、私たちをサポートしてくださった先輩がくれた言葉です。

 

白井さんは言いました。

「『成功』の反対は『失敗』じゃない。

同じように、『失敗』の反対も『成功』じゃない。

『成功』と『失敗』の反対は、『何もしない』ということだ」

 

私自身、まずそもそもGutsに参加したということがActionでした。

それに、私はGutsが始まる前、社会人セミナーのようなものを想像していましたが、思ったより訓練系、実践系という形で、初日の感想は「思っていたのと違う」でした。

しかし、せっかく2週間も参加するのだから、言われることを真面目に取り組もうというActionを起こし、「自分の世界に閉じこもっていた私」から、「周りを見て、周りと成長しようと思える私」に変化し、成長したと思っています。

 

成長のために、Actionを起こす、ぜひ意識してみてください。

 

自分サイズの成長を

成長するのって、その過程はしんどいけれど、楽しいものです。

 

成長に対して、山登りの比喩がよく使われます。

登っている間はしんどいけれど、見晴らしのいいところまで来ると達成感や爽快感がありますよね。

 

成長もそれと同じで、成長しようと頑張っている間は苦しいですが、成長できたと感じたときは気持ちいいものです。

これは、感覚的な問題ではなく、成長したと感じたとき、人の脳は快感ホルモンを分泌するからだ、ということを学びました。

 

生物が環境に適応していく上で、成長というものは欠かせません。

しかし、もしも成長の過程も結果も苦痛であれば、成長することをやめてしまいます。なので、成長すると快感ホルモンが出るようになっているのだそうです。

 

ちなみに、他人の成長を見たときも同じように快感ホルモンが出ることがわかっており、それをうまく利用したのがハリウッド映画だそうです。

ハリウッド映画の8割は若者が2時間の間に成長するというストーリーだそうで、私たちはそのストーリーを見て、快感を得るから「楽しい」と感じることができるそうです。

 

 

さて、そんな実感すれば楽しい成長をするときに気を付けなければいけないことが一つあります。

 

それは、「自分サイズの成長」をすることです。

 

Gutsインターンシップ、私たちのH班には11人の仲間がいました。

そしてその11人は、初日のポテンシャルがみんなそれぞれ違っていました。

最初から私のように声が大きい人もいれば小さな人もいる。もともと笑顔で過ごしている人もいれば、笑顔が苦手な人もいる。

 

そして、その成長の仕方も、人によってさまざまでした。

声が出ないところから声が出るようになった子、もう少し出せるよ、と最後まで言われた子。笑顔になろうとしてるけど、ちょっとひきつってるよ、と言われた子や、話すときも聴くときもずっと笑顔でいれた子。

 

 3日目の5分間プレゼンが終わったとき、人財クラスタの上地さんに言われた言葉が印象的でした。

「みんなそれぞれ成長スピードは違うから、焦らなくていい。『自分サイズの成長』で。」

 

成長したい、と感じたとき、どうしても周りと比較してしまいます。

周りより成長できてないとか、自分だけ置いて行かれてる気がするとか。

でも、大事なのは、「自分は自分のペースで成長できているんだ」ということを、自分で認めてあげることだと思います。

 

先ほど、「人は成長を実感すると快感ホルモンがる」と言いました。

自分のことを振り返って、自分の成長を認めてあげることで、努力することへの苦痛が少し軽減されて、成長することが楽しくなってきます。

 

これが、私がGutsで感じた、「成長を楽しむためのコツ」だと思うのです。

 

 

まとめ

Gutsで学んだ大きな要素として3つ
  • 明るく振舞う
  • 聞き手側責任を果たす
  • 時間を管理する

以上のことについて、私の考えも混ぜながら説明してきました。

 

そして最後に、「自分で自分の成長を認めること」が成長を楽しむコツだということをお話ししました。

 

 

上に行こうとすればするほど、すごい人のことばかりが目に入って、自分なんて…と落ち込むことがあります。

もちろんその経験は大事ですが、楽しんで成長し続けるためにも、「私は私」とうまく割り切ることができたらいいですね♪

 

 

本日は以上にしたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

 

 

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ではまた!!