さむ|今日もげんきになる投稿

大阪出身、大学進学を機に沖縄に移住。

ヤバイTシャツ屋さんはちゃんとヤバかった―――"Galaxy of the Tank-top TOUR 2018DVD" ライブDVDを観ました

こんにちは!さむ実です

私いつも考えたこととかインターンの感想とか、ちょっと堅めの話多いなーと思って、まあ全然それでいいんですけど、

堅い話も好きなんですけど、私にはもう一つ好きなものがあって。

 

それが、”ロック”なんですよね。

もう少しいうと、よく言う「邦ロック」というやつで、これは「邦楽ロック」の略です。

 

ただ、個人的には、どこからどこが邦ロックで、という話は分かりません笑

本人たちがロックだと思えばロックだと思います。

調べたら定義とか出てくるけど、ちんぷんかんぷんでした笑

気になる人はググってね

 

 

さて今回は、そんな邦ロックの中でも「ヤバイTシャツ屋さん」というバンドのライブDVDを見た感想を書きたいと思います。

なんでロック関連の一発目がヤバTなん?とか聞かないでください。

理由は、ヤバTのDVDを今しがた見終わったからです。はい。

 

<注意>

今回、こやまさんのMCはニュアンスで書いてるので厳密な内容が知りたい人はDVDみてみてね

 

 

ヤバイTシャツ屋さんとは

ヤバイTシャツ屋さんというのは、関西出身のスリーピースバンドで、3人とも大阪芸術大学出身です。

 

ギターボーカルのこやまたくやの呼びかけで、当時軽音サークルに所属していたメンバーを集めて結成されました。本格的な始動は2014年、メジャーデビューは2016年です。

メンバーは、ギターボーカルのこやまたくや(以下:こやまさん)とベースコーラスのしばたありぼぼ(以下:ぼぼちゃん)、ドラムコーラスのもりもりもと(以下:もりもり)となっています。

 

今回記事を書くにあたって軽くではありますがはじめてちゃんとヤバTについて調べました。経歴とか見ると、紆余曲折ありながらもめちゃくちゃ勢いがあってヤバTほんまにすごいな、って感じでした。

ぜひ興味がわけば調べてみてください。

 

ヤバイTシャツ屋さん公式サイトのリンク貼っておきます。

ヤバTの世界観がわかるし、新曲のPVも見れるのでぜひのぞいてみてください。

 yabaitshirtsyasan.com

 

ヤバTの紹介はこんなところにして、本題の感想に移ろうと思います。

 

独特の世界観に引きずり込むのがうまい

 

ロック、と聞くと、あんまりロックを聞かない人は「めっちゃギラギラしててかっこいい感じ」を思い浮かべると思います。


いや、ヤバTはかっこいい、わかる。

それは大前提として、そのなかでも、ギャグ要素の強いバンドです。
そういう意味で、独特の世界観があります。

 

このライブの出だしは、ヤバTのキャラクター・タンクトップくんがステージ上のスクリーンに映って話しだすところから始まります。

 

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タンクトップくん

 


Zeppベイサイド(会場)の最高責任者の斉藤さんがダークネスタンクトップの力にやられてる」
というなぞの設定から、みんなで「タンクトップ」コールをして、斉藤さんがダークネスタンクトップの力から目覚めてからライブが始まります。


もう書いててツッコミどころしかない。笑笑

 

でもヤバTってこうやって、ライブハウスを細かいことは考えんくても楽しめる空間にしてきたんやなって思いました。

 

ふざけながらも真面目な話を

でもちゃんと真面目な話もする。
ヤバTの良さはそのオンオフの使い分けやと思ってます。


やから、ヤバT聞いてる時は偏差値下げていいと思うし、ライブ行ってる時はもっと下がってもいいと思います。

 

 

ただ、その中にはヤバT自身の苦悩があるっていうのを、今回このDVDで初めて知りました。

 

後半、『鬼POP激キャッチー最強ハイパーウルトラミュージック』(以下:『鬼POP』)という、このライブで新曲として演奏された曲があります。


その新曲紹介として、ギターボーカルのこやまさんが言った言葉が心に刺さりました。

 

「『ヤバTの曲って中身がなくていいよね』ってよく言ってもらえます。

その言葉に悪気がないのも全然わかってるし、褒める言葉としてゆってくれてるんもわかるからすごく嬉しいです、ありがとう。

 

でも、結構内容をこめて作ってる部分もあって、それが伝わらんねやな、みたいな気持ちもありました。

そういうのを伝えたくて、今回のアルバムに収録されてる『ヤバみ』って曲を作りました。


結構途中は毒吐いたりもしたつもりやけど、サビで『ヤバミバミバミバミ』とか言うてしまったせいで、『やっぱり中身ないね』って言われてしまったんですけどね笑

この新曲は、その『ヤバみ』のアンサーソングになってます。」

 

たしかに、『ヤバみ』のサビにはこんな歌詞があります。

本当に言いたいことなんてほとんど伝わらないもんね

 

『鬼POP』の歌詞にも、

歌詞ちゃんと読んでくれてるのなんて君くらいだよサンキュー

伝えられん方が悪いんか、聞き流す方が悪いんか

という歌詞があります。

 

どちらも、「内容がない」と決めつけて聞き流してしまう聴き手への風刺に思えますね。


私もヤバT好きの先輩と話していた時、

「まじで内容ないよね笑笑」

とか、

「最後いい事言えばいいと思ってるよね笑」

とか言ってました。

 

ごめんなさい、ヤバイTシャツ屋さん

一応褒めてるつもりです。ごめんなさい。

 

でもたしかに、ヤバTの曲って、正座して聞けばめっちゃ深いことを言ってる曲もあるなって思います。

 


そうして始まった『鬼POP』。

さらにアンコール前のラストは『ヤバみ』で締める、という。

 

ただ盛り上げるだけじゃなくて、曲の意味を少しでも感じ取ってほしいっていうメッセージのあるセトリだったのかな、と思いました。

 

『鬼POP激キャッチ―最強ハイパーウルトラミュージック』

youtu.be

 

『ヤバみ』

youtu.be

 

 


『初心を忘れないこと』

今回この収録はGalaxy of the Tank-top TOURの追加公演のラスト、25本の集大成としてのライブの撮影になっていました。

そのため、ところどころでそういう会話がでてきて、きっと本当に、大切にしてるライブやったんやろうなーって思いました。

 

 

それが特に伝わってきたのが、『サークルバンドに光を』でした。

 

『サークルバンドに光を』は私の中でも特別な曲です。ヤバTに沼ったきっかけと言ってもいい。

 

ヤバイTシャツ屋さんというバンドは、大学のサークルで作られたバンドから始まっています。

そして、メジャーデビューから1年でZepp Osakaという、キャパ1500人ほどの大きなライブハウスでライブをしています。

これは普通の事じゃないし、そうやってこやまさんも言うてました。

 

でも、Zeppを埋め続けられるバンドでいたいとこやまさんは続けました。

 

「前までは、サークルバンドの延長線でずっとやってきて、いつ辞めてもいいやって思ってました。

でも、Zeppを埋められなくなるんも、バンドを辞めるんも、今はダサいと思ってる。

 

そのためにどうすればいいやろって考えたときに、やっぱりサークルバンドのノリでやってきて今があると思うので、その初心を忘れんかったらいいんちゃうかなって思います。

 

今回ツアーで25本やってきて、やっぱり初心は忘れたらあかんなって思いました!!」

 

そういって『サークルバンドに光を』が始まりました。

 

 

 私がこの曲が好きな理由はその歌詞にあるんですけど、

いつだって自分のペースで やりたいことだけやりたいって

わがままなことを言ったって だめやってわかってるけど

やっぱりまだやめられない 好きなように

好きなだけ 歌うだけ 

 

この部分の歌詞が、やりたいように生きる苦しさとか難しさとかがすごい共感できるなあって思いました。

そのうえで、周囲の目とか評判とか気にしてしまいながらも自分のやりたいことをやっていくっていう強い決意表明の曲の気がするんです。

 

やから、「初心を忘れたらあかん」っていうMCのあとに選ばれたんがこの曲やったんかなって思いました。

 

『サークルバンドに光を』(PVがないのでApple Musicです)

サークルバンドに光を

サークルバンドに光を

  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

 

支え合うことの大事さ

もう1曲だけ、このライブで印象的やった曲について書かせてください。

 

それは、『肩 have a good day』です。

私がカラオケでよく歌う曲なんですけど、そんな話は置いといて。

 

この曲の読み方、わかりますかね?

"Have a nice day" を「ハバナイスデイ」って読むように、これも「かたハバグッデイ」って読みます。肩幅の歌です。

 

ボーカルのこやまさん、ほんまに肩幅狭いんで見てみてください。

 

この曲、

肩幅の広い人の方が 肩幅が狭い人よりも

発言に説得力が増す

という歌詞から始まり、サビも

肩 have a good day 

肩 have a good day 

と繰り返してる歌です。

 

なんでこの曲アンコールやねん、おもろ。さすがやな笑

って思ってたんですけど、この曲意外と深いってことに気づかされました。

 

この曲の最後にこんな歌詞があります。

君の肩幅は君のもの

僕の肩幅は そう 僕のもの

人はそれぞれ違う肩幅で

称え合ってともに過ごしていくんだ

2人肩幅は違うけど

歩幅だけはずっと合わせていこう

これまでもそう これからもそう

一歩一歩前へ進んでいこう

 

このDVD見るまで、ずっとこの歌詞はいい曲風に見せるためのカモフラージュやと思ってました。

 

でも、この歌詞の時に、こやまさんが

 

「人はみんなコンプレックスがあって、それはそれぞれ違うけど、

歩幅だけは、合わせていこう」

 

って言ってて、「ああ、なるほど」って思いました。

 

 

人って、肩幅とか、そういう自分じゃどうしようもできひんコンプレックスをいくつも抱えてる。

でも、歩幅みたいに、他人と合わせれるものもたくさんある。

「どうしようもない悩みは、そういう合わせれる部分がある人が、合わせていってあげようや」っていう、すっごいやさしい歌なんやって気づきました。

 

肩幅の狭い人は発言に説得力がないかもしれんけど、周りの人がちょっと立ち止まって話を聞いてあげることはできる、みたいな、そういうことが大事なんちゃうかっていう、すごい問いかけの歌なんかなって思いました。

 

ヤバTはたまには正座して聞かなあかんな笑

 

『肩 have  good day -2018 ver.-』

youtu.be

 

それでも偏差値下げて聞いていい

ここまでいろいろ書いてきました。

ヤバT知らんかったけちょっと聞きたくなったって思ってもらえたらうれしいです。

 

 

なんだかんだ書きましたが、ヤバTは、楽しく聞くのが一番じゃないかなって思います。

 

歌詞聞いて「なんやねんこれ」ってなって、友達と話題になる、家族との話題になる、そういうのもめっちゃうれしいってヤバTは言ってました。

そうやって、「元気出た」とか、「喧嘩してた家族と話せるようになった」とか、そういうのがあるから、このバンドを続けていきたいって思うようになったって。

 

 

ロックってすごい寛容で、歌がうまくなくても、歌詞にメッセージ性があれば受け入れられるし、 バンドにコンセプトがあればファンがつく。

 

だから、聞き方だってたくさんあっていいと思うんです。

基本的にはちゃんと歌詞見ずに「音かっこいいな」「サビちょっとあほっぽいなー笑」でいいんじゃないかなって思います。

 

それで時々、時間のある時に「ちゃんと歌詞見よう」って。

そこで新しい気づきがあったら、それが、ヤバTが一番喜ぶ聴き方じゃないんかなーって思います。

 

今回、紹介しきれんかったみどころもたくさんあるので、ライブDVD、ぜひ見てみてください!!

 あとライブでやってへん曲とか、やったけど紹介できんかった曲もあるんでヤバTはまってください!!笑

 

あとがき

今日は、さむ実の趣味の話をさせてもらいました!

ちょっと読みにくい部分もあったかも知れませんがご容赦!!

少しずつ進歩させていきますね!

 

読んでくださってありがとうございます!

 

 

本日紹介したライブDVDの購入はこちらから

2nd LIVE DVD「Tank-top of the DVD Ⅱ」 | ヤバイTシャツ屋さん OFFICIAL WEB SITE

 

ヤバイTシャツ屋さんのホームページはこちら

ヤバイTシャツ屋さん OFFICIAL WEB SITE

 

私が聞いてる曲が時々わかる私のツイッターもこのノリで載せとく

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